A型インフルエンザの大流行に注意

インフルエンザはそのタイプによって大きく三種類に分けられます。
例えばニュースなどで「インフルエンザB型」というような言葉を聞いたことある人も多いでしょう。
インフルエンザには大きく分けてA、B、Cの三種類があり、中でも特に大流行のリスクが高いのがA型です。
ではA型が大流行しやすいのは何故かというと、これはインフルエンザウイルスの中でも感染力が強いうえ、ウイルスの表面抗原の種類が多数に渡るということが理由です。
インフルエンザA型の表面抗原はヘマグルチニンとノイラミニダーゼという二つのタンパク質組織の組み合わせから成立しており、この組み合わせに対して対応できるワクチンを投与したり、免疫ができることで対応ができるようになります。
特に人間は強力な免疫を有しており、過去にかかったことがある病気であれば体が自動的にその病原を排除するように働きかけます。
しかしながら、インフルエンザA型のヘマグルチニンの種類は15種類、ノイラミニダーゼの種類は9種類が確認されています。
単純計算でも15種類×9種類=135種類の組み合わせがあるわけですから、過去に1度A型に感染したことがあったとしても99%以上の確率で別の組み合わせのウイルスが侵入し、感染する可能性があるのです。
もともとの免疫で対応できない可能性の方が遥かに高く、症状が1~3日程度の短い潜伏期間ののちに出てくるため感染が広まりやすく、状況が揃ってしまえば地域内全体に感染が広まることがあり得ます。
現在だとノイラミニダーゼの活動を阻害する抗インフルエンザ薬もひろく使用できるようになっていますが、感染しないようにする、発症しないようにするのが最も有効であることは間違いありません。
インフルエンザ流行の兆しが見え始めたのであれば、手洗いうがいと体調管理を徹底して身を守るようにしましょう。

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